アルコール依存症の親を持つ 成人済ACのブログ

親のアルコール依存症問題と、自身のAC回復を願って。

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とうとうこういう記事を書かなければいけなくなりました。

 

 

母がスリップしました。

 

 

私たちが住んでいる地方は最近はすっかり暑くて、母がノンアルコールビールを飲む量が増えてました。

 

最初はすごくよく働いて、暑くなったときにごほうびで夕方に一本、とか

 

どうしても飲みたい気持ちになったときにプシュっと開けたけど一本飲みきらなかった

 

とか言ってたのですが

 

最近は暑くなってビールの誘惑がきっと常にあったんでしょうね。

 

庭仕事をして、夕方にはテラスでノンアルを呑むのが日課になっていたようです。

 

 

それに加えて、わたしが妊娠後期に入り、あまり外出しなくなったり

 

こどもが幼稚園から小学校になって、放課後は家に帰ってすぐ宿題、というパターンになって、母の家に寄る機会が激減していたことも、寂しい気持ちに拍車をかけた原因であると思います。

 

それでも、朝夕は私が母に電話をして雑談してはいましたけど。

 

 

スリップする一週間くらい前から、暑さもあって食欲が全くないといいだし

 

その時、家で飼っている犬や猫のグチと、実家の婆さんのグチなど

 

グチがすごく多くなっていたのも、兆候だったと思います。

 

 

あの時どっかに連れ出したりして、気分転換させてあげればよかったのかな。

 

 

 

今週末はこどもが熱を出して、わたしたちは家から出られなかったので、それが最後の引き金だったみたいです。

 

寂しいなら遊びに来ればいいのに、この家は居心地が悪いのか、

夫に気を遣うのか、以前から母はあまりこの家に来たがりません。

 

よその家に遊びに行っても、なにをしていいのかわからない、というのもあるようですが。

 

 

とにかく、他人との関わりがほとんどない人なので、わたしたちが自分たちのことで

いっぱいになってしまうと、ほんとに誰とも口をきかない日が続いてしまうみたいです。

 

なので私は日ごろから、週に2-3日でもパートに出ればお小遣い稼ぎにもなるし

気分転換にもなると勧めているのですが。。。

 

 

私は、ずっと母のスリップ(再飲酒)が怖かったです。

 

きっとまた泥酔して電話でもしてきたら、憎しみの感情が爆発してもう止められないだろうと思っていました。

 

 

でも、昨日珍しく母から夕方電話がかかってきて、様子がおかしい、呑んでると気づいたとき、真っ先に出たのは

 

「こんなに長く頑張ったのに、どうして呑んじゃったの」 でした。

 

 

怒りというよりも、悲しい、落胆の気持ちが大きくて、昨日から私はすごく落ち込んでいます。

 

 

幸い、飲酒量もそこまで多くはなかったようで

 

今日、こどもの風邪も良くなったので遊びにいったら若干アルコールの影響の残った

あの独特のハスッパな言葉遣いで、朝からノンアルビールを飲んでいましたが

 

「お酒なんか飲んでも、よけい悲しくなるだけだしねー」と言ってたので

反省と後悔はしてるようです。

 

 

たぶん去年の8月の中頃から始まった断酒でしたが

やはり、私が恐れていた通り、1年持たずに・・・でした。

 

 

また断酒を再開するのかどうか、家にまだアルコールがあるのかどうか

 

今は悲しい気持ちが大きすぎて聞けません。

 

胎教にもすごく悪いし。

 

赤ちゃんがうまれたら、毎日でも母に来てもらって、見ていてもらっている間に家事をしたりしようと思っていましたが

(上の子は母に一切頼らず、遠くで産んだので母は赤ちゃん時代を知りません)

 

もしこのまま断酒がうやむやになるようなら、それも無理ですね。

 

 

どうか、良い方向へ進むように、一緒に祈ってください。

 

母の心が、アルコールに負けないように。