アルコール依存症の親を持つ 成人済ACのブログ

親のアルコール依存症問題と、自身のAC回復を願って。

2019年のお正月のこと

結局、2018年春の引っ越しの、飛行機に乗る直前に電話したっきり

2016年夏に下の子が生まれてから、連絡を取っていない状態がずっと

続いている私たち母娘ですが。

 

2019年のお正月。

電話が鳴りました。母の親友で、私もよくお世話になっおじさんからです。

 

てっきりお正月の挨拶かなと思ったら

『お母さんの弟が大みそかに亡くなったぞ。ばあさんが残されたからどうするか、これから困るはず』と。

 

母には3歳下の弟がいるのですが、彼は幼いころに病気で入院したりしてちやほやされすぎて(と母は言っている)社会不適合者になって、30代くらいからニートをやっています。

精神障害ありで障がい者給付金?年金?が出ており、祖母(母の母)の年金と合わせて

それで生活して居ます。

 

 

何年か前に、母に逢いに飛行機で来たことがあり、その時もいろいろトラブりました。

姉弟そろってダメだな、と思ったのですが

とりあえず二人とも昼間から呑んでばっかりでした。

呑んでない時はお金のことで喧嘩して居ました。

 

その、母に逢いに来た旅行のせいで、「なんだあんた動けるんじゃん」と給付のランクが下がって生活が余計に苦しくなり

ナイショでバイトを始めてみるも、年季の入ったニートで体力が追い付かず

何日も寝込んだり。。。とかそんな叔父でした。

 

自分たちが幼いころは、まだ料理人として働いていたりして

チェッカーズよろしくスーツに崩れたリーゼントで、カッコイイ叔父さんだったのです。

母が実家に帰省したときは私たち姉弟ともよく遊んでくれた人でした。

 

叔父さんの死因が聞きたくて、お正月あけに母に電話してみました。

これまで番号とは違うIP電話の番号から。

すると母が不審そうな声で電話に出たので(相手が誰かわからないので)

「わたし。ばーば?」といったら

ーああ、あんた。今、実家。ばあさんをこれからどうしたらいいかわからない。

あんたには、全部終わったら話すわ

「うん、それでいいよ」

 

本当はその日、母の誕生日の前日だったので、そのことも言いたかったのですが

結局お互い無言になり「じゃあね」で終わりました。

 

母にとって、私ってなんなのだろう。

『しっかりしなくてはいけない、母親らしくしなければいけない』という重圧を

与えるだけの存在なのかもしれない、とふと思いました。

 

自分自身が、もう9歳になった上の娘に対してそういうふうに感じるときがあるからです。

母だから、ごはんを作らなくては。

母だから、洗濯をしなくては。

母だから、買い物に行かなくては。

母だから、掃除をきちんとしなくては。

 

でも私には協力的な夫がいるので、本当にしんどいときは彼に丸投げできる。

父は、私たちが幼い時は「風呂に入れてやった」などと言っていましたが

基本的に家にいなかった人です。

真夜中に帰宅して、休みの日は昼まで酒臭い寝室で眠りこけていることが多かった。

もちろんお金のかかるレジャーにも連れ出してくれたことも、ありました。

 

今の私の家庭より、はるかにお金のかかる遊びをたくさんしたと思います。

旅行も多かった。

 

話がとびとびになっていますが。

 

結局、2月の今、まだ私たちは叔父さんの死因を知りません。

88歳くらいの、自分で自分のお尻も拭けなくなってきている祖母が

今どこにいるのかも知りません。

 

叔父の死を、弟は父にお正月に伝えたそうですが

「じゃあ実家に行ったんだ」と聞いたら

「タバコ臭くて嫁が嫌がるから家には入らんねん」だそうです。

お嫁さんはいろいろアレルギーがあり、体も弱いので自宅の衛生管理は徹底しています。

母が実家を出て行ってから10年くらいになりますが、その間、掃除を何回やったのかわからないようなヤニまみれの家には、私でもいられないでしょうね。

 

グーグルのストリートビューで実家が見られますが、庭は見事に荒れ放題でした。

内部はどうなっているのか、恐ろしいです。

 

あっちもあっちで、いろいろありそうです。

 

が、父に次に会うのが彼の葬式では、まずいかなあと最近思っています。